全国のプラドファンの皆様こんにちは!

本日は走行距離について!

78プラド、その他旧車を検討するにあたって迷う理由は様々あれど、やはり走行距離が気になるという方は多いと思います。

弊社にて78プラド、95プラドをご購入頂いたお客様の中でも、購入前はその辺りが気掛かりだったという声も聞かれます。

確かに市場を見ても他の中古車に比べて走行距離が多い物がほとんどです。

しかし、逆に言えば高走行距離の車両が多いにも関わらず、人気という事はそれだけ耐久性に信頼を置かれているということでは無いでしょうか?

そもそもランドクルーザーという車両のルーツとは☝

始まりは1951年に誕生したBJジープになります。

こちらの車両は警察予備隊(現在の陸上自衛隊)向けに開発されたもので、頑丈なラダーフレームや4輪リジット・アクスル(車軸懸架)式サスペンションなど、過酷な状況での使用を想定された作りになっていました。

その後20系ランクルからは一般向けモデルになりましたが、BJジープからの設計コンセプトを受け継いでいきました。

時を経て1985年70系ランクルの乗用モデルながら、オフロードも走れるというコンセプトの元、ランクルワゴンが誕生し、1990年ランクルワゴンからランドクルーザープラドへと名前が変わり、ついに78プラドの登場です。

1993年にはマイナーチェンジによりエンジンを変更。非常に人気の高い1KZ-TEエンジンが搭載されます。人気の理由は何と言ってもその耐久性。それゆえその後発売した95プラドのディーゼル仕様車にも搭載されています。

また、78プラドは最近の車両に比べて複雑な電子部品はあまり使われておらず、もしもの際の修理・整備のしやすさも長く乗れるポイントです。

1996年にフルモデルチェンジして発売された95プラドでは、WエアバックやABSを標準装備し安全装備を充実させると共に、フロントサスペンションに独立懸架式のダブルウィッシュボーンを採用し、走行性も向上させています。

リジット・アクスル式ではなくなりましたが、技術の進歩により遜色無いレベルでの強度を保たれています。

年式も78プラドに比べ新しいという事もあり、95プラドの方が故障等のリスクは当然少なくなります。

そんなバックボーンもあり、30年近く昔の車でありながら、日本国内はもちろんのこと、過酷な状況で使用されることもある海外でも多くの需要があります。

実際海外では40万キロ、50万キロを超えて現役で走っている個体も存在しているようです。

もちろんノーメンテナンスでというわけにはいきません!

使用によって消耗していく部品(ゴム類やベルト関係、電装関係等々)の故障などは長く乗っていれば当然出てきます。

ただ、ここについてはどんな車でも条件が同じです。

例えば新車を購入したとしても長く乗っていれば交換が必要になる部品というのは必ず出てきます。

どんな車に乗るにせよ、長く乗るためには、きっちりメンテナンスするということが非常に重要になります。

また、このくらいの年式の車になってくると逆に極端な低走行車だと「長い間エンジンをかけていない」という可能性もあります。

車も機械なので、長期間使用しないことによる悪影響(油種類の固着、ゴム、樹脂パーツの劣化によるオイル漏れなど)もございます。

「雑に乗られた低走行車」よりも「多少走行距離が多くても丁寧に乗られた車両」の方が状態が良い場合が多いです!

加えて、中古車市場の価格というのは年式や走行距離によっても大きく変動しますので、走行距離が少なくなれば当然仕入れ価格も違ってきます。

仮に低走行車を仕入れするために数十万円の費用をかけるのであれば、重要補器類(噴射ポンプやラジエーターなど)交換費用に充てた方が長い目で見れば有効的な投資になるかと思います。

しかしながら、冒頭にも書いているとおりお客様が車両を購入する上で、走行距離というものは気になるポイントという事は間違いないと思いますし、ご不安な気持ちというのも非常に良く分かります。

そのため当社では、販売時の整備、弊社独自の性能維持の予防策などで、安心して長くお乗りいただくためにできるかぎりのことはさせていただいております!

もちろん新車にできるわけではないので、当社で購入したからと言って100%故障しないというわけではございませんので、「古い車に乗る!」という多少の心構えは必要です。

故障やトラブルのリスク、購入時の価格などデメリットも正直あります。

が、そういったマイナスを補って余りある魅力のある車種であるということもまた間違いないところです!

 

と・・・色々と話も脱線し長くなってしまいましたが、簡単に言うと「目で見える走行距離」よりも「しっかりとしたメンテナンス大事ですよ!」というお話でした。

それでは本日はこの辺で!