78プラド中古車の仕入れ時車内の実態

78プラドの中古車を購入する前に知っておくべき事に「車内の汚れ」があります。
中古車の78プラドの車内は、各シート、フロアカーペット、内装の樹脂パーツ、カーペット下のフロア、すべてに生産から20年の歳月の汚れ、匂いが残っています。
特に、分解しなければ見えない部分の汚れは全ての方が見逃しているのが現状です。
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納車後安心のフルメンテナンスサービス
メッセの分解フルクリーニングインテリアリニューの特徴

メッセでは、今まで78プラドのメンテナンス、故障修理をおこなってきた経験から、より深い部分までの分解洗浄を行う事が可能であり、一般的な車クリーニング専門業者では作業できない(手が届かない)部分のクリーニングをおこなっています。
また、分解洗浄は不具合箇所のチェックを行う意味でメッセの重要なサービスであり、お客様がいつまでも78プラドオーナーとしてカーライフを楽しんで頂けるよう一台一台時間と手間をかけてメッセの専門スタッフが全車に施工します。
クリーニング完了車内
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解説 【シート編】

室内のシートは全てボディーから取り外して、各シートごと個別にクリーニングを行います。
シートを取り外すことで通常、手が届かない箇所や目で確認できない箇所、レールや裏側などの細部までクリーニングすることが可能です。
また、汚れを落とすためにシートの生地を痛めてしまわないよう、仕上げまで全てを手作業で行います。

(1)シートクリーニングは基本のバキューム作業から。
縦・横と生地の目に沿うように丁寧にかけていき、埃がたまりやすい縫い目を生地を傷めないようにしながら、しっかりと吸い上げます。
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(2)シート生地専用の特殊溶剤を全体に吹き付けていきます。
そうすることにより目には見えなかった汚れを浮き上がらせます。
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(3)汚れが特に酷い箇所は、生地を痛めない様、柔らかな専用ブラシで汚れをかき出します。
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(4)水分を固く絞った専用ウェスで、バキューム同様に縦・横を丁寧に吹き上げていきます。
ここでは生地表面を痛めないよう細心の注意を払いつつ、溶剤と汚れがシートに残らないようしっかりとした圧をかけウエスに汚れを移すようにしながらふき上げることが最大のポイントになります。
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(5)シートレールは前後動作のため、グリスが添付されており、かなりの埃と汚れが付着しています。そのため油に反応する溶剤を使用し、ブラシで汚れをかき出します。
最後に乾いたウェスでしっかり吹きあげ仕上げます。
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(6)シート全体が完全に乾燥したのち、抗菌・消臭加工の溶剤を添付し完了です。
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解説 【パネル・ガラス編】

(1)ダッシュボードや内装パネルの汚れは素材のシワに入り込んでおり、通常の拭き上げだけでは完全に取り除くことが出来ません。当社ではそのシワに入り込んでいる汚れを内装専用溶剤でスポンジとブラシを使いかき出しますその後乾いたウェスでしっかりと汚れを拭き上げます。
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(2)エアコンの吹き出し口や狭い隙間にはヘラとウェスを組み合わせ汚れを除去していきます。
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(3)ウィンドは固く絞ったウェスで隅々まで拭き上げ、表面の水分が乾燥する前にさらに乾いたウェスで二度拭きします。
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(4)ゴムペダルは溝に沿ってブラシで擦ります水分・脂分を完全に取り除きます。
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(5)お客様に納車されるまで汚れがつかないようビニールで養生します。
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解説 【フロアカーペット・ラゲッジマット編】

室内のフロア面を全て覆いつくしているフロアカーペットとラゲッジマットを専用溶剤と高圧洗浄で丸洗いしていきます。長年の使用で生地の奥に入り込んだ砂・コーヒーなどの飲料、食品、油のシミ汚れ・ホコリなど根本的に洗い流すことが可能です。目指したのは「新車に限りなく近づける」・「前オーナーの使用履歴を消し去る」ことです。

(1)専用の防水シートの上にフロアカーペットとラゲッジマットを並べ、溶剤が浸透しやすくなるよう充分に水分を含ませます。
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(2)生地の脱色などの恐れの無い専用溶剤を泡切れが良いよう、全体に薄く添付していきます。
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(3)特に汚れが酷い箇所は毛足の長いブラシで生地の目に沿って擦っていき根本から汚れを浮かび上がらせます。
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(4)全体の汚れ落しが完了したら、浮き上がった汚れや、溶剤の泡を高圧洗浄の水圧で洗い流していきます。ここでの最大のポイントは、水圧の力で奥に入り込んだ全ての汚れを時間をかけて流しきることです。
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(5)以上の工程が終了したら完全乾燥後、車内に組み込みします。
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解説 【パーツ編】

車内から取り外されたパーツは各30品目に及びます。
取り付けの箇所によっては黒ずんだ手垢や泥汚れ、そしてチョコレートなどのお菓子や食品のこぼし跡等もあり様々です。

これらの汚れを一掃するために1品1品手作業での汚れ落し、高水圧洗浄での洗い流しを徹底します。

(1)車内から各パーツ取り外し作業は専門スタッフの経験と慣れでスムーズに行う事ができます。
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(2)浄剤添付
まずは樹脂パーツ専用の洗浄剤を各パーツに添付します。
洗浄剤の性質で樹脂の色あせや、劣化などが起こらないよう弱アルカリ性を使用します。
性質が強いものではありませんので添付後5分ほど浸した状態にし、汚れを浮き上がらせます。
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(3)ブラッシング
78プラドの内装樹脂パーツ表面には細かいシワが付いているものがほとんどですのでこのシワに入り込んだ汚れをかき出さなくてはいけません。
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(4)毛先が細い専用ブラシを用い色々な角度からブラッシングすることにより、詰まった汚れを落としきります。
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(5)高水圧洗浄
全てのパーツのブラッシングが完了したら、乾燥して汚れの再付着を防ぐため直ちに洗い流しに入ります。
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(6)高水圧の水流を利用し樹脂パーツが「素」の状態になるまで洗い流していきます。
汚れと洗浄剤が完全に流しきれたのを確認し、最後にエアブローとウエスで水分を切ります。
完全乾燥後、仕上がっていく室内に取り付けされます。
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解説 【ルーフ編】

78プラドの室内の中で、一番広い面積なのがルーフの天張りです。
普段の使用では身体の直接触れる部分ではありませんが、長年の使用で空気中の汚れが付着しております。
そこでメッセでは天張りのルーフクリーニングを実施しております。

(1)天張りにムースクリーナーを吹き付けていきます。
泡切れが早い性質ですので素早い作業が要求されます。その為、分割した面積で作業を進めていきます。
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(2)当社で使用する最大のブラシで丁寧にブラッシングしていきます。
特徴は毛足が長くやわらかいので、その弾力を利用することで天張りの素材を痛めません 。
ポイントは力強く擦るのではなく、一定方向になでるようにしていきます。そうすることにより広い面積ですがムラができません。
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(3)ブラッシングが終わりましたら専用のウォーターバキュームでムースを吸い取ります。
出来る限り残留洗剤が無くなるように丁寧に吸い上げるのがポイントです。
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(4)最後はウェットウエスでの拭き上げで仕上げをします。
ここでも天張り全体がムラにならないよう充分注意し、一定の方向と圧で拭き上げます。
以上の工程が完了したら充分に自然乾燥させ完了です。
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解説 【取り付けボトル・ナット・ビス洗浄】

メッセのこだわりとして内装品を固定しているボルト、ナット、ビスの洗浄項目をお伝えします。
細かい部品なのであまり関心がない部分だとは思いますが、いざ取り外してみると内装パーツ同様の汚れが付着しております。

(1)深さのあるメッシュケースにボルト類をとりわけます。
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(2)そのまま洗浄液に5分ほど浸し汚れを浮かせます。
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(3)洗浄液の力である程度汚れは浮き上がりますが、更に頑固な汚れは高水圧洗浄で流しきり完了です。
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解説 【インテリアパネルリペア】

車内の内装品の汚れとは別に、経年劣化や素材の痛みなど車歴20年を過ぎて多少なりとも気になる部分が出ているのが現状です。
当社で販売する78プラドは、そんな経年劣化で傷んだ内装箇所にも手を加えられます。
内装のリペアは作業自体が非常に難しく、誰が見ても新品同様な仕上がりにはなりませんが、言われなければわからないレベルまでの施工は実現可能です。

現車を見ずに遠方から購入していただくお客様の熱い期待を裏切らない為にも、可能な限りインテリアパネルリペアを施工しています。

<良くある劣化箇所>  
・ダッシュボード割れ、穴
・シート切れ、穴
・プラスチックパネル割れ
・天井切れ、穴

参考例としてダッシュボードの割れのリペアをご紹介します。

(1)現状
この割れはプラドのダッシュボードでは非常に多い症状です。長年の直射日光による高温化、紫外線でのダメージが大きな原因とされています。
くぼんでいるコーナー部ですので素材にもともと無理な力がかかっている上、素材の劣化で亀裂が入ってしまいます。
その他には、ダッシュボードに両面テープで直貼りされていたオンダッシュナビを外した際に、接着面ごと破けてしまうことなどがあります。
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(2)クリーニング
施工場所の周辺の汚れを専用溶剤で取り除きます。
パテの結着を高め、割れた部分をしっかり密着させる為に丁寧に行います。
そして塗装の付着性を高めることと、素材の本来の色を見極めるための大切な作業です。
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(3)養生、マスキング
施工場所の回りを大幅に養生します。
低圧ではありますがスプレーガンで塗装しますので、他の内装品に塗装のミストが付着するのを完全に防ぎます。
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(4)パテ充填、形成、研磨、シボ形成
再発の可能性を少しでも和らげるために、割れている箇所の先には一手間加えてから開始します。
割れのある部分の大きさや、場所によって数種類の接着剤を使って接着していきます
その後、割れて離れてしまった素材どうしの隙間を特殊専用パテを充填・成形処理していきます。
細かく手作業で研磨し、修理箇所の細かい調整を繰り返します。肌調整をしながらシボ形成を周りの風合いと同化させていきます。
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(5)調色、塗装
ダッシュボード専用塗料をダッシュボードの色に合うように現物合わせで調色します。
そして低圧に設定したスプレーガンで慎重に塗装していきます。
割れを施工したところを中心に、半径7~8センチまで広範囲に何度も薄く重ね塗りをし、ぼかしが入るように塗装していきます。
最後は遠目からヒートガンの温風あてて乾燥させたら完成となります。
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(6)完成   
自然な仕上がりになったのが確認いただけますでしょうか。
「古い車だから仕方ない」、「このくらいなら大丈夫」といった一方的な販売方針ではなく、
お客様がこれを見たらどう思うか、どう感じるかをこのような作業の一つ一つに掘り下げてプラドの製作に取り組んでおります。
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メッセの内装分解フルクリーニングインテリアリニューはいかがでしたか。
こまかな部分だからこそ手を抜かない、ボルト1本、ビス1本にもこだわる、日本一の78プラド専門店メッセだからこそ出来る、販売する全てのプラドに分解フルクリーニングインテリアリニューを実施します。
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