全国のプラドファンの皆様こんばんわ!

数日前から、数年に一度の大寒波に見舞われ全国的に事故が多発しているようですが、皆さんの所はどうでしょうか?

ちなみに弊社のある宮城県でも先日からの大雪で通勤するのも一苦労です。

こんな中車で移動するとなると、やはり4WDは心強いですよね!!

ということで本日はプラドの4WDについてのお話です♪

 

まず初めに78プラドと95プラド、もちろんどちらも4WDなのですがその二つに違いがあるのはご存知でしょうか?

色々と細かい違いはあるんですが、大きいところではパートタイム4WDフルタイム4WDという点が挙げられます。

ではパートタイムとフルタイムそれぞれの特徴違いについてみていきましょう。

ちなみに78プラドがパートタイム95プラドがフルタイムです。

パートタイム4WD
通常走行時は前輪または後輪のみが駆動しており、ドライバーが自分で4WDへ切り替えるシステムです。
78プラドは切り替え前は後輪駆動になっております。
78プラドの場合4WDへの切り替えはボタンひとつでOKです。


こちらが4WD切り替えの4Hボタン。
しかし意外と知らない方もいるかもしれませんが4Hのボタンを押しただけでは4WDに切り替えがなされません。
実はもうひとつのHUB ROCKボタンを押さないと4WDには切り替わらないんです。
ではこのハブロックとは何かご存知ですか?
簡単に言えば前輪とドライブシャフトを連結・ロックさせるものです。
ハブロックされていない状態だと前輪とドライブシャフトが連結されていないため、ドライブシャフトが回っても前輪まで動力が伝わりません。
そのため4WDに切り替える際には4Hボタンと一緒にHUB ROCKボタンも押して、ドライブシャフトと前輪を連結させる必要があるのです。


こちらが標準装備のパワーロッキングハブ。
ボタンひとつで切り替えができるので、切り替え時にわざわざ車外に降りる必要はありません。
非常に便利な存在ですが正直丈夫とは言えず、故障する事がしばしば…
そして壊れた時の修理代が左右合わせて10万円以上とかなりの高額。
ということで弊社ではパワーロッキングハブからマニュアルハブへの換装をお勧めしております。

こちらがマニュアルハブ。
マニュアルハブは物理的に切り替えるため、一度車外にでて切り替えしなければならないので不便に感じるかも知れません。しかし物理的に切り替える為、パワーロッキングハブに比べて頑丈で故障が少ないのが特徴です!

・フルタイム4WD
その名の通り常に4WDの状態になっているのがフルタイム4WDです。
こちらは常に4WDのため、HUB ROCKボタンはもちろん4Hボタンもありません

切り替えしなくても常に4WDなので便利だな~と思いますよね?
しかし、ここでひとつ問題があるんです。
皆さんはタイトコーナーブレーキング現象というものをご存知でしょうか?
4WDの状態で乾燥した舗装道路を、ハンドルを左右どちらかに全開で切った状態で旋回しようとすると、強い抵抗を受けて動かなくなる現象のことです。
これは旋回しようとするときに前後輪の回転差が生まれる為に起こります。
実際に78プラドでは4WD切り替え時にハンドルを全開に切ってドライブに入れて見ると、強い抵抗があり車両が中々前に進みません。逆にこの現象を利用して、4WDに入っているかの確認を行えるのですがそれは後程お話します。

4WDの状態で起こるという事は、パートタイム4WDであれば必要な時だけ切り替えが出来るので良いのですが、フルタイム4WDでは切り替えが出来ないので常にこのタイトコーナーブレーキング現象が起きてしまうことになりますよね?
しかし、実際にはフルタイム4WDではこの現象は起きないんです!
それは何故かというと、センターデフの働きが大きいんです♪
センターデフ(センター・ディファレンシャルギア)とは簡単に言えば、旋回時などに生まれる前後輪の回転差を吸収して前後輪に分配しスムーズな旋回を行うパーツのことです。

しかし舗装路では大変役に立つセンターデフですが、実は弱点があるんです。
脱輪等をして一か所のタイヤが空転してしまうと、その一か所にトルクが集中し、残り3本にトルクが分配されなくなってしまいます。
1本が空転、残り3本にトルクが伝わらなければもちろん車両は動きませんよね?
ではそんな時はどうしたらいいのか…

 

その答えは…………

 

 

次回の記事で!!

ということで本日はこの辺で♪