前期型の95プラドは22年、14年式の最終モデルでさえ、生産から18年を経過しようとしています。
95プラドの楽しみ方は、クラシックベースのカスタマイズカーという路線と、おしゃれファミリー向けのアウトドアカーとして、78プラドの後続車という意味合いも担い、まだまだ現役で走り続けなければいけません。
この先、5年、10万キロと車歴を重ねていくための準備と、今すぐに対処していただきたいことを、プラド専門店ならではの独自のノウハウで抽出いたします。
この先も安心して、95プラドとのライフスタイルを過ごしていくために性能維持の予防策をご提案いたします。
交換推奨部品
【1】95プラド ロングライフパッケージ 4点セット
価格110,000円 税込み121,000円
プラド専門店メッセが、すべてのお客様に交換を強く推奨する最重要消耗品をお得なパッケージにしました。
4点セットにすることで、単品よりもお得な上、愛車プラドのコンディションを快適に保ち、トラブルからの不安を一掃します。
(1)95プラド後期型 エアコンパネル
(2)容量アップベーシックバッテリー
(3)スチールホイールナット
(4)チェッカーフロアマット
【2】95プラド後期型 エアコンパネル
価格60,000円 税込み66,000円(取付工賃含む)
95プラド後期型のエアコンパネルは、経年劣化による液晶パネル不点灯と、室温調節ダイヤルの故障が大半の車両に見られます。
この症状は、室温コントロールができないことや、エアコン自体の風量も不動になるため、エアコンが一切機能しなくなってしまいます。
よって、猛暑の夏場、極寒の冬場でも常に安心して快適な車内を維持していただく為に、エアコンパネルの新品交換をお勧めしております。
【3】スチールホイールナット 計24本
価格5,000円 税込み5,500円
ホイールナットは消耗品の一つです。
使用期間の長いナットは、表面のサビや色剥げが著しく、見た目にも悪影響を及ぼします。
状態によっては、ナット内部のねじ山にもサビが進行している場合もあり、安全性にも不安が残されます。
弊社でお買い上げいただく車両のほとんどは、新品のアルミホイールにカスタムされますので、ホイールナットも新品にこだわりたい大切なパーツです。
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カラー:メッキ、ブラック
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サイズ:M12x1.50 21HEX
【4】チェッカーフロアマット
価格25,000円 税込み27,500円
車のフロアマットは、土足で乗り込む以上、内装品のどれよりも汚れがひどく痛みが多いパーツです。
プラドのフロアマットも例外ではなく、ステッチのほつれ、泥汚れにより、美しく再生させるのも困難な状態となっています。
プラド専門店ではコストパフォーマンス重視の78プラド専用フロアマットをご用意しました。
フロント運転席、助手席とセカンドシート×1枚(合計3枚セット)のセットとなり、ブラック/グレーのチェック柄でファッション性もUPします。
裏側には滑り止め、運転席側にはヒールパッド付きで、丈夫に作り上げました。
【5】95プラド 容量アップベーシックバッテリー
価格20,000円 税込み22,000円(取付工賃含む)
車の故障で圧倒的に多いのが、エンジンがかからないという症状です。
それはバッテリー上がりによるものが大半ですが、バッテリーそのものの寿命、ライトなどの消し忘れによる放電と大きく2つの原因が考えられます。
まずはいつ交換したかわからない寿命が近いものの危険性を消去するため、車両購入時には新品バッテリーをお取り付けすることをお勧めいたします。
その上、標準サイズよりも大幅に容量アップさせたバッテリーをお取り付けしますので、エンジンの始動性向上はもちろん、複数の電装品使用からの電圧負担も軽減が可能です。
自分でできる異音での状態判断
毎日の簡単セルフチェックで見逃してはいけない「異音」を察知し、難病を事前に予防しましょう。
エンジン始動時
「カチンカチン!」
エンジンルームからの異音
スターター(セルモーター)の異常で、内部のピ二オンギアがスライドせず、ギアがかみ合わない症状。よってエンジンがかからない症状。
「ヒューン!」
「ヒューン」(クランキング後) エンジンルームからの異音
上記の症状の逆で、かみ合ったピ二オンギアが戻らず、リングギアとかみ合ったままの症状。
エンジンが停まらないケースもある。
アイドリング時
「ゴロゴロゴロ」
エンジンルームからの異音
ファンベルト、エアコンベルト等のプーリーの異常、もしくはベルト自体が緩んでいる可能性が高い。
「ギャー!」
エンジンルームからの異音
エアコンベルト自体の緩み、エアコンコンプレッサー、マグネットクラッチの故障が考えられる。
「ブォー!」
助手席足元からの異音
エアコンの風量を調節するブロアーモーターの故障、不具合。
5速MT車 クラッチ・シフト操作時
「ガコガコ!」
エンジンルーム下部からの異音
クラッチのディスクの消耗、フライホイールのベアリングの摩耗が考えられ、特に1速をつないだ発進時に異音とジャダーが発生する。
アクセルON加速時
「シューン!」
エンジンルームからの異音
大きな音の場合はタービンからの異音、タービンのブレードの破損、ベアリングの不良などが考えられる。
走行中
「コトコト」
足回りからの異音
サスペンションのショック抜けやブッシュ類の摩耗、取付の緩みなど可能性あり。
ラテラルロッド、タイロッド、スタビライザーのガタも考えられる。
「ゴー!」
下回り、駆動系からの異音
トランスファー、ミッション、デフ内部の異常。スピードによって増幅する場合がある。
「カリカリ」
メーター内部からの異音、
メーターワイヤーの劣化が主な原因だが、メーター自体の可能性もある。
ブレーキング中
「キー!」
ブレーキ周りからの異音
ブレーキ鳴き ブレーキパッドの消耗やローターとの接着不良。キャリパー内部のピストン固着、サイドブレーキワイヤーの固着等。
「ウオンウオン!」
フロント足回りからの異音
ブレーキローターのゆがみや消耗の可能性あり。
ステアリング操作時
「ウォーン!」
エンジンルームからの異音
パワステポンプの故障、パワステオイルの漏れによる減少の可能性。
ランドクルーザー95プラドFAQ
- 95プラドを購入することを前提にエンジンの選択で迷っています。3種類のエンジンの燃費や特徴など具体的に教えていただけないでしょうか?
-
まずは95プラドのエンジンの種類ですが大きく分け以下の4タイプとなります。
<エンジンタイプ>
1)3RZ2700㏄ガソリンエンジン
(H8年~H14年)
2)5VZ3400㏄ガソリンエンジン
(H8年~H14年)
3)1KZ3000ccディーゼルターボエンジン
(H8年~H11年)
4)1KD3000ccディーゼルターボエンジン
(H12年~H14年)
<燃費>
ノーマルタイヤにて実燃費、市街地~郊外~高速道路の約300㎞走行、弊社調べ
1)3RZ2700㏄ガソリンエンジン約7.5㎞
2)5VZ3400㏄ガソリンエンジン約6.8㎞
3)1KZ3000ccディーゼルターボエンジン約8㎞
4)1KD3000ccディーゼルターボエンジン約8.5㎞
<エンジンの特徴について>
▶︎3RZ 2700㏄ガソリンエンジン 150馬力
非常にシンプルな構造のエンジンで、低回転からストレスのない回転や、クセの無いフラットな出力特性は95プラドにとってジャストな性能です。
またエンジンはタイミングベルトではなくタイミングチェーン式の為、メンテナンスの費用にも有利なエンジンであるといえます。
95プラドの中古車流通量は、この2700㏄が一番多い為、弊社の販売台数も約7割を占める人気グレードとなっております。
▶︎5VZ 3400ccガソリンエンジン 185馬力
とても力強い出力特性のエンジンで、低回転から高回転までスムーズに吹け上がり、どんな走行シーンでも快適な走行が可能です。
排気量が大きくなることで気になる自動車税額ですが、前述の2700ccとは年間でも8,000円の差でしかない為、パワーから生まれる快適性のアドバンテージはそれ以上の価値があるといえます。
このようなハイパワーのエンジンは「ハイオク仕様」が主流ですが、この5VZの指定燃料は「レギュラー」である為、長距離や高速道路を多く利用するユーザー様にはお勧めのエンジンです。
▶︎1KZ、1KD 3000㏄ディーゼルターボ 145馬力、180馬力
ディーゼルエンジンは一般的には丈夫であるといわれますが、この95プラドに積まれている2種のディーゼルエンジンも例外ではなく耐久性には定評があります。
ディーゼルエンジンの運動力は、軽油が噴出して着火することで発生し、このとき空気の圧縮率が高くなるため、内部燃焼が大きく、燃焼によってエンジン内部が破損しないように各部品が丈夫に作られています。
しかしながら頑丈であるが故、エンジン自体の軽量化が不可能なことや、燃焼効率の問題で高回転での性能が劣ることもありますが低速のトルクを生かしガソリン車よりも力強い走り出しが行えます。
またガソリンより安価な軽油が使えるうえ、燃費も良いのでランニングコスト面にも大きなメリットがあり、車両本体価格はガソリン車より割高となりますが、距離をたくさん乗るユーザー様、長い期間所有される予定のユーザー様には大きなアドバンテージと言えるでしょう。(ディーゼル規制地域での所有には規制解除をする必要があります)
- 95プラドは新しい車ではないので購入後の維持について心配があります。故障などした際に一般の整備工場で対応できますか。また部品が無く修理が不可能な場合はありますか。
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購入後の維持に関してですが、まずは弊社での整備でベルトやブレーキ関係の消耗品の最たる箇所の整備を一律実施しております。よって2年後の車検時に大きな出費になることはほぼ無いといえます。
しかし今後長く乗る中では更なる消耗個所、また代表的な故障個所(エアフロ7万円、オルタネーター4万円等)の故障も想定しなければいけません。
その上で修理先に関してはTOYOTAのメーカー様はじめ、民間の整備工場で十分対応いただけます。営業車として多く使われているレジアスエースやトヨエースと言う車両と同一機構を持つ車両でもあり、特別難しい整備を必要とする事もない為、一般的な車両メンテナスはどちらでも十分対応可能です。
またメカ的な部品に関しても今現状で廃盤になっているものはありませんので今後長く所有いただける車種となります。
- 遠方なのですが、アフターサービスや保証に関して心配があります。
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一番心配されているのは、エンジン・ミッション・足回り・エアコンではないでしょうか?
弊店では、入庫時において既に点検・修理済となります。しかしながらそれでも心配なのが中古車です。
弊店では、納車から3か月3千キロの保証付きで皆様に安心をお届します。遠方の方は、トラブル時お近くのディーラー又は修理工場にてお車を修理することができます。
また、別途有料にて、長期保証システムを完備致しております。
- 遠方なので現車を実際に見ることができない不安があります。大丈夫でしょうか。
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弊社ではご注文いただくお客様の大半がメールというツールのみでご契約をいただきます。
そのため、お客様に少しでも安心していただく為に、対面で商談するに等しい内容を数多いメールでやり取りさせていただきます。
現車に関しても仕入れする前の車両情報、入庫してからの現車情報、作業の進捗状況らすべてを画像にて送付しますのでご安心ください。
特に作業の進捗はオールペイントでボディカラーが変わり、リフトアップで車高が高くなりなど、愛車が出来上がっていく過程をその都度確認いただけますので、むしろ楽しんでいただければ幸いです。
なおコロナ禍の現在、ご来店したくてもできない状況が続いておりますので、弊社ではオライン商談(ZOOM)を実施しております。ご希望の際は担当営業へお申し付けください。
- 全国的に同じようにカスタムし販売しているお店がたくさんありますが、価格の違いはなぜあるのでしょうか。
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価格の差についてですが、ランクルプラド自体の流通価格高騰が顕著であり、販売店でのノーマル状態の金額差はそこまで大きくはありません。
実際の金額の差は見た目のみならず、20年経過する95プラドをいかに清潔に、かっこよく、安全な車にするかの手の入れ方の違いが販売価格の差となり現れます。
まずは塗装でいえば全体的な塗装面の仕上がりやナロー工程(パテ、溶接、半田の特性)、外部パーツをどこまでばらして塗装をするかなど。
整備に関しても、車検を通すのみであれば10万円ほどで納まってしまうのですが、専門店として消耗個所を含め悪くなるであろう箇所をも修理・交換いたします。
整備代金に関しては、過去2年間で整備、納車してきた約100台の95プラドの平均費用を算出しお客様にご提示させていただいております。
更に弊社がどこの販売店よりもこだわっている部分としてプレミアムサービス4項目があります。
内装品を全て取り外したうえでの洗浄作業、エンジンルーム、下回りの高圧洗浄からの防錆施工、エアコン内部の特殊クリーニングなど一般の中古車販売では実施されない項目を販売する全ての95プラドに施工させていただいております。
価格の差は丁寧な作業から始まり、その一台にどれだけ時間と手間をかけるかで決まってくるのです。
- 乗り換えのタイミングですが、今乗っている車の次の車検と同時に乗り換えを希望しますが納期はどのくらい考えれば良いでしょうか。
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現在弊社では全国より40台以上の95プラドのオーダー作製をお受けしている状況となります。
生産から20年経過の95プラドを清潔に、安全に、かっこよく乗りたいという想いで北は北海道、南は沖縄、更には海外のお客様から弊社にご依頼をいただいております。
まず納期を検討していく中で重要なのがベース車のご提案時期となります。プラド全体の流通量が減っていく昨今、状態の良い個体も少なくなっています。
弊社では錆の少ない個体を最優先に入庫できるよう現車下見を行っており、絶対数の少ない中からさらに篩にかけていくとお客様にご提案できる個体は多くないのが実情です。よってベース車探しの時間だけでも2~3か月頂戴する場合があります。
更には20年以上経過する個体であり経年からの汚れ、錆など表れている素材があるのも確かです。
その個体1台1台に内装のオールペイント作業、分解クリーニング、下回り、エンジンルーム防錆施工、整備メンテナンス、カスタマイズと手間暇をかけて作製をいたします。
その中でもオールペイント時のワイドボディをナローボディ化する工程は、オーバーフェンダーやドアパネルを除去した際に、取り付けてあったボディには約130もの穴が開きます。
そのすべてを熟練の板金職人が手作業にて穴埋め処理をする工程だけでも5日ほど要すものであり、その他経年のボディの痛みも合わせて板金修正をしていく為、オールペイントの工程期間だけでも約40日ほど時間を要します。
よってこの工程にたどり着くまでの期間が多数順番を待つ状況となります。
現在はご契約~納車までは10か月前後のお時間を頂戴しております。
今お乗りのお車の車検、不調などで急を要す場合はご希望に添えない場合もございますが先ずはお気軽にご相談ください。