全国のプラドファンの皆様こんばんわ!

本日はエンジンのオーバーヒートについてお話しようと思います。

オーバーヒートというと皆さんは気温の高い夏に多いイメージはありませんか?

しかし、実は意外な事に冬特有の原因でオーバーヒートする事もあるんです。

そもそもオーバーヒートの原因はさまざまあり、以前にブログで書いたサーモスタットの故障も原因のひとつになります。

小さいけれど大きな役割!サーモスタット♪

では、冬特有の原因とは何か…

それはずばり雪です!

雪でラジエーターの前が塞がり、エンジンを冷やせなくなる事が起こりえます。

通常だと車両の正面にラジエーターが付いている場合が多いと思います。

★78プラド★

★95プラド★

この位置だと勿論空気を吸い込みやすいので冷やすには最適です。

しかし強い雪などが降った場合、それが仇となり雪を受けやすくなってしまいます。

グリルの隙間からも入ってきてしまいますしね。

ではオーバーヒートしていなければいいかと言えば、エンジンがあまり冷えすぎていると、コンピュータ制御にしろ機械式制御にしろ、燃料を濃くして燃焼温度を上げ、早く水温を上げようとします。

そうすると、排ガスが濃くなりすぎたり、古い車だとプラグが燃料をかぶって点火しにくくなる(カブる、と言います)、エンジンオイルの油温も上がらないので適正な潤滑ができず、ピストンやシリンダーなど内部の部品を傷めるなど、これもいい事がありません。

いわゆる「オーバークール」という現象です。

オーバークール対策はラジエーターの一部をあえて塞ぐなどという方法もありますが、これは1歩間違えるとオーバーヒートの原因にもつながりますので注意が必要です。

オーバーヒートにせよ、オーバークールにせよエンジン修理は高額になってしまうことが多いので、適正な間隔での冷却水交換(できれば1年に1回、せめて車検毎)、冷却水量、水温系は気を付けてチェックするなどといった日常点検が非常に大切です!

大きな修理が必要になる前に少しでもおかしいなと感じたら早めに整備工場にご相談してください!

それではでは本日はこの辺で。